貧乏女子と金持ち姫の鹿児島県指宿市『低予算旅行』唐船峡グルメ編♯7

城山 椎菜(しろやま しいな)】

・貧乏の家庭に生まれ、その血脈を受け継ぐドケチ女子。あやねに貧乏の大変さをわからせるために、低予算旅行に誘う。旅行は主に『観光』に主軸を置き、移動はもっぱら電車か徒歩。巨大なリターンがない限り、身銭を切ろうとしない。あやねがオリジナルキャラなのに対して、自身がフリー素材であることに引け目を感じている。

出水 あやね

・お金持ちの家に生まれ、苦労知らず。同じ高校の椎菜とは価値観が違いすぎて、逆に面白いと感じ、今回の貧乏旅行に参加した。しかし椎菜のあまりのドケチっぷりに、悪態をつくこともしばしば。貧乏には体力がいるのだということを最近身をもって感じている。ちなみに自身は『オリジナルキャラ』であるのに対し、椎菜が『フリー素材』であることを時折ディスる。


低予算旅行としてふたりが訪れたのは、指宿でも有名なそうめん流しのお店『唐船峡』であった。ふだんお金をまったく使わない椎菜も、ここでは誘惑に負けて食券を買ってしまうのか!?

さて、唐船峡にやってきたわよ。

なんで毎回徒歩でいくの?ほんと、いい加減バスかタクシー使おうよ

 

なにいってるのよ。駅からたった、14kmくらいしかないじゃない。十分、徒歩圏内でしょ。

足と心が折れそうになったよ。ほんと。

自然に囲まれていて、いいわね。空気がとても澄んでいる。

この石の階段も情緒があって、なんか癒されるよ~。

川のせせらぎも聞こえてくるわ。こういうところでご飯たべるのもいいわよね。

おぉぉ~!いこう、いこう!たべよう、たべよう!

資料によると、これは『川上神社』と呼ばれていて、水難水害防止の神様としてまつられているみたいね。

なんか、森の中の竜宮城って感じ。きれいだねー!

』でいいわよね。こういうところのご飯はきっとおいしいんでしょうね。

うん、うん!きっとそうだよ。おいしいよ!たべるしかないよ!食券買うしかないよ!

ここで食券が買えるみたい。

よし、買おう!すぐ買おう!いますぐ買おう!

この食券売り場の雰囲気も、なんだか親しみやすくていいわね

う、うん、そうだね。ほら、食券買おうよ、はやくたべようよ。

まぁ、待ちなさい。まずはゆっくりとこの辺を観光しましょ。

いやいや、まずたべようよ!それからでしょ、観光は!

ここの池は、池田湖からの伏流がここまできているみたいね。

うわ、ほんとうに観光しだしたよ

水の郷百選』にも選ばれていて、清らかで涼しげな水が流れているみたいよ。

へぇー。

そんなすばらしい水を使ってできたそうめんは、きっととてつもないおいしさなのでしょうね。

きっとそうだよ!ぜったいおいしいよ!ねぇ、はやく食券のところいこう!

チョウザメも泳いでいるのね。

いや、早くいこうよ!そうめん食べようよ!

なにいってるのよ。水がこんなにキレイだからチョウザメも泳いでいられるのよ。水温や水質が安定していないと飼育できないんだから。

おねがい~。あたしもうお腹ペコペコ。

この開放的な雰囲気もいいわね。

も、もうわかったから!ほら、食券売り場はすぐそこだよ?早くいこうよ~!

こういうところで食べるそうめんおにぎり普段の何倍も増しておいしく感じるんでしょうね。

ごはんの味も大事だけど、『雰囲気』も食事を充実させるうえでの重要な要素だよね。はい、コメント終わり!さ、食券買おう

さて次回は指宿の山の中にひっそりとある『青隆寺』を紹介するわよ。

結局たべないのかよ!

由緒正しきお寺の、様々な魅力をたくさん取り上げていくわよ~!

そして無視かい。

それではまた次回会いましょう~!

貧乏女子と金持ち姫の鹿児島県指宿市『低予算旅行』お寺参拝編♯8
貧乏女子『城山椎菜(しろやま しいな)』と金持ち姫『出水あやね』がお送りする、鹿児島『低予算旅行』。ふたりが訪れたのは整然とした日本庭園が人気の指宿にある『青隆寺』。ふたりの『観光』に対する意見が食い違う!?

画像提供

鹿児島の歩き方 観光ガイド情報
鹿児島県の歴史や自然、観光地を紹介します

コメント